2008年 11月の記事一覧

08年11月28日 10時00分12秒
Posted by: landmhair
このブログはL&M hairのブログ【ソルトシの日記】から2007年05月08日(火)のブログを転載してます。

想像して下さい…
前回のシャンプーのブログはご覧になりましたか?
シャンプーに含まれる成分に少しでも興味が湧いてきたら嬉しく思います。
さて、前回の界面活性剤のほかにL&M hairで注意を呼びかけているものが…【シリコン】です!
以前、【ホームケアの落とし穴】でも掲載しましたが、シリコンについて今回は書いていこうと思います。
シリコンは、撥水性を持った鉱物油で、主にリンス・コンディショナー・トリートメントなどのコーティング材に使われています。
毛髪に吸着しやすく、サラサラッとした感触が得られ、【原料も安いこと】から多くの製品に配合されています。
最近では、シャンプーにも配合され、洗い流さないタイプのトリートメントでは主成分として配合されています。
また、シリコンの種類は数多くあり、アミノ変性型シリコンなど色々なタイプがあり、実に数百種類といわれています。
それでは、シリコンの注意点とはどんな所でしょう?
それは…【コーティング作用が強力すぎる!!】です。
コーティング作用としては1番と言っていい程のシリコンですが、コーティングするだけで内部補修力は無いのです。
そして、毛髪に吸着し蓄積していくと…なんと!?
【カラーやパーマがかかりにくくなってしますのです!】
いつもカラーが染まりにくい・パーマがかかりにくいと感じている方、もしかしたらシリコン漬けの髪なのかもしれないですよ。
シリコン配合のシャンプーで洗い、シリコン配合のコンディショナーをつけて、さらにシリコン配合の流さないタイプのトリートメントでシリコン漬けの髪は完成です。

シャンプーなどの成分表をご覧ください。
シリコンは成分表にはシリコンとは決して書いてありません!!

シリコンの表示名は【~メチコン】【~シロキサン】と書いてあります。
※ジメチコン・シクロメチコン・アモジメチコン・オクタメチルトリシロキサン・メチルシクロシロキサンなど…

上記の【~メチコン】【~シロキサン】お手持ちのシャンプーなどの成分表に書いてありませんか?
前回も書きましたが、成分表の順番が配合量の順番になっています。
もし、シャンプーの○○エキス配合と書いてあっても、その○○エキスよりもシリコンの順番が先立ったら○○エキスよりもシリコンの配合が上、つまりシリコンの手触りなのです。決して、○○エキスが髪に効いているわけではありません。
さらに、流さないタイプのトリートメントが【~メチコン】【~シロキサン】で始まっているものは、シリコンを髪に直塗りしているようなものです。一時的に髪はサラサラになりますが、補修しているわけではありませんので、中身はスカスカのままです。
シリコンは吸着しやすく剥がれにくいコーティングのため、ドライヤーを使ったとき髪が乾きにくいので、余計な時間と乾いたときには過乾燥につながります。
また、アイロンやコテを使ったときには髪の内部まで浸透し内部のタンパク変性や流出を伴います。
L&M hairではシリコンをケラチンなどをシリコン加工した【シリル化ケラチン[(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン]】別名【ヒートケラチン】を使う事はあります。
あと、ドライした後の仕上げに求める質感によってはスタイリング剤で使う場合もあります。
しかし、何も考えずにシリコンを多用するのはどうかと思います。

想像して下さい…

前回のブログで記載した高級アルコール系のシャンプーで髪を傷めつけ、
そのシャンプーの中に入っているシリコンで○○エキスが効いていると思い、
リンスやコンディショナーなどに配合した多量のシリコンで髪が良くなったと思い込み、
さらに流さないタイプのトリートメントでシリコンのコーティングを上塗り・重ね塗りで蓄積し、
サラサラになったからカラーやパーマをしても大丈夫と思い、いざカラーなどをした時に担当スタイリストさんが思ったよりも色が明るくならなかったり、パーマがかかりにくかった時に【より強い薬を使わざるおえない状況】になってしまい、
その強い薬によってシリコンのコーティングも剥がれて、より傷んだ髪になってしまい、
またシリコンのシャンプーやトリートメントなどを一生懸命使って、
また一時的なコーティングを作り、より強い薬剤を使われて、
また…

傷む原因・カラーなどが綺麗にならない原因はサロンだけではありません!
でも、界面活性剤やシリコンの事などはテレビCMでは教えてくれません。
自分の髪を少しでも綺麗にしたいのでしたら、上記の悪循環には陥らないのが良いと思います。


08年11月25日 20時07分08秒
Posted by: landmhair
このブログはL&M hairのブログ【ソルトシの日記】から2007年04月25日(水)のブログを転載してます。
たかが・・・ されど・・・
皆さんは、ヘアケアで重要なことって何かわかりますか?
「サロンでトリートメントをする」
「ホームケアで高いトリートメントやコンディショナーを使う」
「洗い流さないタイプのトリートメントを使う」
など、色々な意見があると思いますが、L&M hairのオススメは、【シャンプーを変える】です。
特に、カラーやパーマをしていて高いトリートメントをしているのに、【シャンプーは市販のモノを使っている】という人はほぼ無意味な事をしています。
なぜなら、【市販のシャンプーでは髪を傷ませているからなのです!!】
シャンプーで髪を傷ませている!?っと、疑問に思う人もいるかと思います…が、事実です!!
では、一体何が傷ませている原因かというと…【界面活性剤】です。
以前【ホームケアの落とし穴】でも紹介しましたが、界面活性剤は、シャンプーに配合される洗浄成分で色々な種類があります。
その中でも、高級アルコール系といわれる界面活性剤は要注意です。

高級アルコール系のシャンプーとは…
●アルキルエーテル硫酸ナトリウム(科学名:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
表示名:ラウレス硫酸Na・パレス-○硫酸Na(○には数字が入ります)・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩など…
●ラウリル硫酸塩類
表示名:ラウリル硫酸Na・ラウリル硫酸TEA・ラウリル硫酸アンモニウムなど…
※高級アルコールの高級は、分子中の炭素(C)の数が多いということなので、決して高い・上等といった意味ではありません!

上記の成分は、♪油汚れに~♪のCMでおなじみの食器用洗剤や[きわだつ白さ!]などのキャッチコピーの衣類用洗剤に使われるモノで、ヤシ油などから作られるため植物性と謳っているメーカーもあります…が、ハッキリいってヤバイです!!
皆さんの頭皮は炒め物をした後のフライパンと同じくらい【べったり】していますか?
シャンプーなどの化粧品は、アメリカでは1973年、ヨーロッパでは1997年、そして日本では2001年の4月からようやく全成分表示が義務づけられました(医薬部外品のモノに関しては2008年4月から全成分表が義務づけられます)
容器の裏側には全成分が記載されています(小さい場合は箱などの裏)
シャンプーの中身の比率は、1番最初(たまに違いますが…)に水で、約60~80%を占めます(この水は精製水でも、アルカリイオン水でも、クラスターが多い・少ないなどに関係なく表記は水です)
2番目にくるものが洗浄主剤。その次が洗浄補助剤で、約20~30%を占めます。
そして、残り数%が添加物(PPT・植物エキス・防腐剤・香料など…)になります。
よく、シャンプーの容器の裏に大きく書いてある○○エキス配合など書いてありますが、その○○エキス配合などの言葉に惑わされていませんか?
成分表をよく見て考えてください!数%でも聞く添加剤ももちろんあります…ですが、やはりかなりの割合を占める界面活性剤の方が重要なのです。
つまり、シャンプーの場合ほぼ選ぶ基準は洗浄成分(界面活性剤)で決まってきます!!
例えば、同じアミノ酸系のシャンプー(ココイルグルタミン酸Naなど)で比較をする場合、添加剤はかなり重要な点になります。
また、カラーやパーマもしてなくて週に1・2回しかシャンプーしない方でしたら市販のシャンプーの洗浄力でも別にいいと思います。
よくお客様に、「市販のシャンプーで使うとしたら、どれがいいですか?」っと聞かれる事があります。
キビシイ返答になりますが、「それはコーヒー専門店で缶コーヒーでどれがおいしいですか?って聞いてるのと同じですよ。」と言います。
要するに、専門家が使っているモノと市販のでは全然違うので失礼にあたる場合もあると思います。
高い物が良い・安い物が悪いというのは必ずしも当てはまりません。
相性などもあるので、サロンで買ったモノが必ずしも全員に合うとも言いません。
髪や頭皮にお金を使いたくない人もいるかと思います。
しかし!
髪や頭皮を少しでもいたわる気持ちがあるのなら、シャンプーを考えてみるのも良いかと思います。
【たかが、シャンプー。されど、シャンプー。】

08年11月24日 08時56分32秒
Posted by: landmhair
富山県富山市清水町4丁目1-1
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L&M hair

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