最近、来店される患者さんからこんな話をよく耳にします。

病気のことで漢方のお店をネットで検索して
多店化展開している某漢方薬局にご相談に行かれたそうです。
それからご相談の上、ご購入されたとの事でした。

そこで3種類以上の漢方を処方され、高額な金額を捻出して
服用していたという話を・・・

そしてお薬の処方を聞いてみて私は愕然としました。

何とお粗末な処方の選薬だろうと!
そのうえ、3種も4種も漢方薬を出すとは!

漢方薬は当たるも八卦、数打てば当たるではないのです。
きちんとその患者さんの体質・症状を診れば
処方は1種類、多くても2種類で十分なはずです。

この店は、病状に合わせてマニュアルが決まっているのかも。

Aタイプにはこの3種類、Bタイプにはこの3種類というように
決まっていて、薬剤師さんはそのマニュアルに従って処方を
患者さんにお渡ししているのではないかと・・・

こんな出し方をするから「漢方は高い、効かない」などと
いわれてしまうのです。

最近は営利主義の名ばかりの漢方専門薬局が非常に多くなっています。

漢方家としての信念や資質を持っていない経営者が漢方薬を
飯の種にしている輩が多くなっているのは事実ですが・・・

これだけは言っておきたい!
漢方薬を漢方薬局でご購入されるときは
何種類もの漢方薬を処方するお店はだめです。

by kei