2011年 12月の記事一覧

11年12月14日 07時25分33秒
Posted by: angie
「ここ10年のうちに増加した病気は、そのほとんどが『副交感神経』の不調で起こっていた」という本の帯につられて手に取り驚いた!

さらに...

世界で初めて首筋肉の「治療法」を発見した脳神経外科の権威が教える、「一生の悩み」が「一瞬」で消える健康法!とも...

しかしてその実態、いや、ご本とは!

首の本を探していたら、またまた自律神経にぶつかった!というご報告兼ご紹介です。
頸骨を二つ取り去って代わりに左足の腓骨を移植しているので、どうしても“首”という文字を見るとすぐにそちらに注意が行ってしまう...

まるで自分の運転する車に乗っていると、どうも同じ車が目につくのと同じかな?
ちょっとちがうか...

アロマテラピーでセルフケアを生活に取り入れている人たちへの、またまた凄いご本の紹介!
今回は内容も然り、著者がまたすごい人ですね~。
日本ではまだまだ医師不足。
でもその不足した医師全員に研究肌と文学肌があると、日本は凄い本の国になるのは確実(かな?)!
京大のスパコン等、ご存じのように日本の科学に携わる人たちは凄い人は多いんですからね。

この本によると、人口一億三千人の日本人の頭痛人口はおよそ3000万人で、4人に一人は頭痛に苦しみ、その頭痛は大きく二つのタイプに分かれるとのこと。
一つは頭痛人口の約70%を占める「緊張性頭痛」
もう一つは約30%を占める「偏(片)頭痛」、これで99%だそうです。
そして頭痛人口の約70%である2200万人を苦しめる緊張性頭痛の多くは“首コリ”が原因の「頸性頭痛」であると、なんと、なんと言いきってくれています!
科学的根拠から“です・ます・である・だ(はないか)”調で語ってくれるのは非常にありがたいです~!
なぜなら自己の判断基準と知識に照す!

科学的根拠から“です・ます・である・だ(はないか)”調で語ってくれるのは非常にありがたいです~!
なぜなら自己の判断基準と知識に照らし合わせて日々の“QOL向上”に直結するからです。

今まで医学的メカニズムが解明されないままでいた首コリの緊張性頭痛を引き起こす理由が、首の後ろ側の筋肉を貫くように走る大後頭神経が頭半棘筋という首の筋肉の硬縮によって締め付けられて頭痛が起きていることを臨床実績から説明してくれています。

また偏(片)頭痛が、脈動のズキズキ痛や吐き気を伴う血管性頭痛とも呼ばれていることから、頭の血管が拡張して(アロマテラピーではまずここまでは説明されますね)、痛みを感じる神経の末端を引っ張ることが原因と考えられているけれど、首のコリが原因でもなく、20~40代の女性に多く、妊娠している間の頭痛が止まる事実から、卵巣ホルモン、または生理と関係して起きていると考えられることものべられています。

“めまい”における耳鼻咽喉科では単純に「メニエール症候群」と判断してしまう危険性や、同症状のためということでの対症療法のみ、いわゆる一時的な点滴投与や緊急性の場合のメイロンという静脈注射、イソバイドという脱水剤処方をただただ継続的に...とう現実もあり、現在では「メニエール症候群」という診断名をつける耳鼻科医がほとんどいなくなった事実も書かれています。(まだ言ってる耳鼻科医がいたりして??)

ちなみにわたしは12月には皮膚科で腫瘍除去の手術...血がドクドクでるそう...不安...
またまた顆粒球増大だ~!
せっせと副交感神経を大事にしなきゃ。深呼吸、深呼吸、セロトニン、チロシン、竹の子食べよう...

これは、日々のセルフケアによる、セルフ治療の確立も80%を目指せるメディカルアロマの領域にも多大にかかわること、その他のメディカルアロマの可能性をしっかりと学べるご本かと思いますよ。

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『体の病気も心の病気も首で治る』
2011年7月30日初版発行
なんと!
同年9月20日第3刷発行!売れ行きわかるね!

発行者 植木宣隆
発行所 株式会社サンマーク出版

著者  松井孝嘉(まつい・たかよし)-抜粋紹介-
1967年、東京大学医学部卒業。脳神経外科医。アルバート・アインシュタイン医科大学で脳腫瘍研究ののち、ジョージタウン大学で世界初の全身用CTの開発に従事。日本へのCT導入の中心となって、日本中すみずみまでCTスキャナを普及、脳卒中死を撃滅させた。その努力もあり、CT普及率で日本は世界第一位となった。
また、野球におけるデッドボールの研究成果がもとになり、今の耳付きヘルメットの基準が決まるなど、耳付きヘルメットの完成・実用化をもたらす。
帰国後、大阪医科大学助教授、帝京大学客員教授等を経て、現在松井病院理事長、東京脳神経センター理事長を務める。
78年に頸性神経筋症候群を発見。30年以上首の研究を続け、自律神経失調症の治療法を世界で初めて完成させた。完治不可能と言われていた16の疾患の治療法も確立させている。
著者は、世界的ベストセラー『CTscan診断のための脳解剖図譜』(An Atlas of the Human Brain for Computerized Tomography)』(医学書院、平野朝雄共著・国際出版文化大賞受賞)、ほか多数。

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アロマテラピーのレシピ/ブレンドを考えるうえで、知っておくといろいろ良いよ!そんな情報満載のご本の紹介です!
読みたくなること請け合い!かな?

P.24: 下向き病とは私が発見した「頸性神経筋症候群(頸筋症候群)」のことで、首残りからくる「頸筋」の以上が自律神経を失調させ、めまいや頭痛、冷えなど、さまざまな不定愁訴を引き起こす病気なのです。

P.24-25: 首こそ「うつ」の原因である
下向きになり、「お神輿かつぎをサボった状態」になると、ほかの筋肉が休んでいる分まで働かなければならない首の筋肉は、当然のことながら過労状態となり、「首のコリ」が生じます。
そして長期間にわたって首がこった状態を繰り返すと、筋肉は変性して最終的には石のように硬くなり、首の中にある神経や血管を圧迫して悪影響を与えます。その結果、頭痛、めまい、自律神経失調症という頸筋症候群の三大症状を引き起こします。
この自律神経失調症の症状がいわゆる「不定愁訴」と呼ばれるもので、全身に出ている状態が長く続くと、うつ症状、パニック症候群、慢性疲労症候群などの重い病状が現れる場合もあります。
下向き病、は比較的軽い状態では不定愁訴の症状がたくさん現れ、重症になると精神症状が出る---、それが特徴なのです。
なぜ「首=うつ」「首=精神」になるのか、疑問を感じる方もいるかもしれませんが、それほど首には神経が多く集まっている「要所」で、この要所が不調になるということは、体全体に影響が出てくるということなのです。
もう少し具体的にお話し... 

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先日のご本『脳ストレスが消える生き方』の有田氏の言:
「心の場所」といえる所は、私たちの脳の中に「二カ所」あります。
覚えてますか?
そこへ血液として栄養、さらには体のすべての情報が神経をとおって運ばれるんですね~。

ちょっとまった!! ペットの首輪って...
ハイ、そうなると同じ生態を持つ哺乳類の首...
強く引っ張ったりするのも...なんだかな~(阿藤快さんじゃないよ)。
乳児期や幼児期は発達途中。
それを「ガーンッ!」とはもうかわいそうで引っ張れないね...いままでゴメンナサイ。

脳障害を持ってしまった子達は後々の高次脳機能障害にも発展する可能性があるということです。
そしてその子達は人間にいわれるんだよね。
「この子は覚えが悪くって」なんてね...
言葉を介さない家族だからって、
全部ペットのせいにする人間って、擬人化はよくないといいながら、生態を理解していないとも考えられるわけですね。

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P.25~26: 首に「自律神経センター」とでも言っていい部分があり、これが異常を起こすことでまず体全体の自律神経が不調となります。そして全身にわたって体調不良が発生して、うつになるということです。
しかもつらい症状があらわれてからあわてて病院にかけこんでも、根本的な治療は望めません。
医学界では首の重要性がいまだに認識されておらず、首のコリが原因でさまざまな不定愁訴が現れることを理解している医師は、日本中を探してもほとんどいないからです。

ちょっと怖い現実...

多くの場合は「原因不明」、レベルの高い病院では自律神経失調症の診断まではできるのですが、それから先の治療法となるとできません。重症の患者の場合、うつ病など「精神病」と診断され、症状だけを一時的に抑える「対症療法」の薬を処方されて帰されます。こんな一時しのぎの治療では、つらい症状から解放される日はいつまでもやってこないでしょう。

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対症療法は私たち民間にはなくてはならないものですね。だって痛いのかゆいのやだもん!
「お薬は絶対になくてはならないもの」
でもそれプラス日常のなにか?が必ず必要。
この本にはその手だてなどがたっくさん記載されていますよ。
実践してわかりました。

アロマテラピーを教えるということはレシピやブレンドを覚えて伝えることではなく、
またアロマアドバイザーであるからには、時にアロマから一切離れて考える必要もあるわけです。
クライアントさんたちのお悩みを自身に置き換えて考えられるなら、目的が彼らの悩みの解決に一歩でも近づけてあげるのが仕事です。
目的+根拠+実績+...思いやりですね。

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P.28: すべての健康のカギを握る副交感神経とは...

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やっぱりでた~!! 副交感神経!
下記ではなぜ姿勢を正すことがいいのかの根拠が!
なぜか?の根拠はだれも教えてくれないからね。
「朝食をきちんと食べましょう」と人間がつくった道徳的な文言ばかりが飛び交う世の中ですね。
数十年前のファジーな時代はとっくに終わってます。(笑)

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P.28: ≪中略≫ 疲労した筋肉は、定期的に緊張をゆるめて酸素と栄養を補給してあげれば元気な状態に戻りますが、ずっと緊張したままだと酸素が十分に供給されず、エネルギーに変わるはずのブドウ糖が乳酸になって老廃物としてたまります。
これが「首コリ」と呼ばれる状態です。
この状態を長い間繰り返していると老廃物はさらにたまり、筋肉内部の水素イオン濃度が低下して代謝が遅くなります。
また神経筋接合部の刺激伝達がうまくいなくなって筋の収縮力が低下し、筋肉の働きが悪くなります。この状態が長く続くと、筋肉は本来の軟らかさを失い、石のように硬縮してしまうわけです。

一方、首の筋肉の間には大切な神経が複雑に張り巡らされ、脳に栄養を送る太い血管が通っています。「首は神経のスクランブル交差点」であるといっても過言ではないでしょう。

そのなかでも、とりわけ重要な神経が「自律神経」です。
自律神経とは、無意識のうちに体を健康な状態に保ってくれる神経です。体温や血圧の調整、呼吸、消化、代謝などをコントロールし、私たちが生命を維持するためになくてはならない、すべての神経のなかでいちばん大切な神経の一つです。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の二つがあります。
交感神経は緊張しているときや緊張を感じたとき、興奮しているときに優位に働く神経で、心拍数や血圧を上げ、呼吸数を増やし、血管を収縮し、瞳孔を開き、胃腸の働きは抑制されます。
一方、副交感神経はリラックスしているとき、寝ているときに優位に働く神経で、交感神経とは正反対の働きをします。つまり心拍数や血圧を下げ、呼吸数を減らし、血管を拡張させ、瞳孔を閉じ、胃腸の働きを活性化するわけです。
この二つの神経がアクセルとブレーキのようにバランスよく相反する働きをすることで、私たちの健康は維持されています。

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食べるときは集中して!と大人に怒られた人はおおいでしょうけど、だれもなぜかは言ってくれない。
これでなんでかがわかりますね。
これで本当に集中して食べたくなるって~もんです。

この自律神経のバランスは、なんどもなんどもなんども(3回言っちゃった)繰り返してブログでは書いてまいりま~す。
世の中のものすべてがバランス。
人間関係もバランス。
そして自身の体もやっぱりバランスですね。

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P.31: ≪中略≫ 首の筋肉が異常にこってしまうと、この大切な自律神経を圧迫し、悪影響を及ぼします。その結果、さまざまな自律神経失調の症状、つまり「不定愁訴」が現れるのです。
これを突き止めてから、私は不定愁訴に悩むたくさんの患者を、じつに三十年以上にわたって治療してきました。そしてその実績から、私は世界ではじめて不定愁訴の治療法を発見したのです。
≪中略≫
不定愁訴とは何なのか---。
≪中略≫
私は長年にわたって多くの患者さんの下向き病を治療してきた臨床経験から、今まで「原因不明」とされてきた次の十六の病気が下向き病特有の症状であることを発見しました。

頭痛(緊張性頭痛と一部の片頭痛)・めまい・自律神経失調症・パニック症候群・うつ症状・頸椎捻挫・更年期障害(難治・若年性・男性)・慢性疲労症候群・ドライアイ・多汗症・機能性胃腸症・過敏性腸症候群・機能性食堂嚥下障害・血圧不安定症・VDT症候群(Visual display terminals syndrome)・ドライマウス

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この先はご自身で本の中身を確かめてね! 
まだまだたくさんショッキング?な内容が多大に含まれています。
こういう本は本当にうれしい。
私たちや愛する家族、恋人や友人の命にかかわることだからね。
すごくいいよ!(と私は思う)

この一年間、自身の身体の不調を改善したいからのみ、アンジーのクライアントさん同様に、「藁をもつかむ思い」で“姿勢”の矯正と各種の“呼吸法”を実践してみてわかったことは、瞬時に頭の靄を消し去ることができる事実と、また中にはゆっくりと、じわじわと体の中の改善が行われることを実体験しました。もちろんこれは“良い気分”で日々の生活を送るためのちょっとした生活の工夫と改善です。元平均体重98キロだったことに由来する数十を超える不調に対して、一つ一つ改善しています。まだまだ改善が必要なことがたくさんありますが、皆さんとご一緒に第三者と自身の身体への思いやりを持って、より良い日本にしたいですね。

脳には二つの心の領域があると先のご本の紹介ではお話ししました。
日頃軽視しがちな痒みや痛みの一つでも改善できれば、新たな一歩を踏むことができるだけではなく、
“心”いわゆる精神的な悩みも消えるでしょう。
そうするとそこには同じような悩みを持った人たちへの“思いやり”の心も生まれる。
それが増殖してゆきさえすれば、日本は変わる。
慈悲の心を持った国、少しでもブータンに近づきたいですね。
幸せな国民のいる国。
官ができないなら、学や民でがんばりましょう!

近く自律神経失調症とうつの違いなども書いていきますね!
ご一緒に勉強してまいりましょ!
まだまだ皆さんには、そして皆さんのご家族にも“先”があるんですから。
ご一緒に。

今日は日曜日!
雨も上がる。
できるだけリラックス、そして良い一日を!
Have a Good ONE!


11年12月14日 07時09分16秒
Posted by: angie
お医者さんに限らず、まさに誰でも、吸う人も吸わない人も、いつも根拠なく“あいまいに”いうのが「タバコは体に良くないよ~」です。

今までに一人だけ、お店屋さんのおばちゃんに「タバコだけは止めてください。私の家族は...」と涙ながらにいわれたのをよく覚えています。なのに吸ってしまうのがタバコ。吸ってる人だけわかりますね。

医師の言葉の中にも、多少なら良し、絶対ダメ、5本まで、いやいや1本でも吸ったら同じだよ、と様々!さらには一般人からもダメ出しのように同じことを聞き、気が付けば吸いながら自分で悪いと思ってストレス状態!あ~!

やっぱりこれも伝えたいから前回同様に同書
『自分ですぐできる免疫革命』
≪106ページからの抜粋ご紹介≫です。

その昔、タバコのCMポスターで「医師が薦めるタバコはこれ」みたいのがアメリカでありましたが、この本でやっぱり...って感じで今さらになって学んでいます...トホホ。

“今、タバコは肺がんの原因とされ、極端に悪者扱いされています。しかし、喫煙率が3割を切っている現在、肺がんが増えているのは、原因がタバコだけでなく、排気ガスなどの大気汚染にあるからだと考えられます。”

“タバコの成分のニコチンは副交感神経を刺激するアセチルコリンリセプターに結びつくため、免疫力を高める働きがあります。だから昔は「タバコは長寿の秘薬」といわれたこともあったのです。”

“しかし、タバコにはタールやベンツピレンなど有害な発がん物質も含まれます。ニコチンは副交感神経を刺激しますが、タールなどは交感神経を刺激し顆粒球を増やすわけで、体内で正反対の作用をしているのです。”

(安保氏の考えでは)
“いい作用と悪い作用の境目は1日5本程度と考えられ、それ以上吸うと悪影響のほうがどんどん大きくなります。実際、長寿者でタバコを吸っている人は、タバコを少量だけ、上手にリラックスのために役立てています。”

“お酒やタバコは、確かに過ぎると体に悪いのですが、「あれもいけない」「これもいけない」とまじめに全面禁止するのも考えもの。完ぺき主義の人、仕事中心のまじめ人間、くよくよ悩むタイプなど、ストレス解消が下手な人のほうが、深刻な病気になりがちです。”

ハイ、深刻な病気になりました~!わたしメチャクチャ鬱だったで~!

いい本だな~。タバコ吸う人にとっては...と考えちゃいけませんよ!
良くないことは確かなんですからね。
わたしもやめなければ...「うっストレスが!顆粒球が!!」

タバコを考えると、薬は毒にもなることがわかりますね。
毒が薬にもなることも。

さらに話題は脱線して麻薬、アメリカでは容易に?手に入るマリファナなどもありますね。こうなるとやはり外人(笑)の書いた本が真実味がありそうです。

誰もが知ってる?“エクスタシー”と、1988年(お!日本に帰ってきた年だ!)抗鬱剤として有名なプロザック(SSRI型として世界中で2000万人以上が使用中とのこと)を比較している部分がありましたので、ここで抜粋してご紹介!(先日ご紹介しましたマンガも参考にね!)

『最新脳科学で読み解く 脳のしくみ』
著者 サンドラ・アーモット
脳研究の分野における主要科学誌『ネイチャー・ニューロサイエンス』の元編集者。ジョンズ・ホプキンス大学で生物物理学の学士号、ロチェスター大学で神経科学の博士号を取得。イェール大学で4年間、博士課程終了後の研究を行い、1998年の『ネイチャー・ニューロサイエンス』創刊時に編集に加わり、2003年に編集長となる。編集者として3000を超える神経科学の論文を読み、神経科学と科学に関する同誌の方針について多数の論説を書く。また...
著者 サム・ワン
プリンストン大学の神経科学・分子生物学准教授。19歳でカリフォルニア工科大学物理学科を優等で卒業し、スタンフォード大学医学部で博士号を取得。デューク大学医学センター、ベル研究所ルーセント・テクノロジーズで研究を行い、米上院のための科学・教育政策に携わる。(以下省略)

≪283ページより抜粋ご紹介≫
“エクスタシーとプロザックの用途はまったくちがう。エクスタシーは脱法ドラッグで、プロザックはうつ病の治療薬。意外なのはどちらもおなじ分子を標的として、おなじ影響をおよぼすこと。”  

“神経伝達物質セロトニンは、放出されたあと、輸送タンパク質によってシナプスから取り除かれて近くのニューロンに吸収される。エクスタシーもプロザックも、この輸送タンパク質の活動をブロックするんだ。”

(中略)
“1960年代には、幸福感、親近感、他人への愛情を強めることから心理療法に使われるようになった。そしておなじ理由から、何十年か後にナイトクラブで広まった。”

(中略)
“一方プロザックは、効果が出るまで何週間も繰り返し使うことが必要だ。ゾロフトやパキシルなどの抗うつ剤とおなじように、プロザックは特殊なセロトニン再取り込み阻害薬で、もっともよく処方される薬のひとつ(注:海外)。こういう薬が分子レベルでなにをするかはわかっているけれど、それが気分に影響する仕組みはよくわからない。ひょっとして、こうした薬物の投与がくり返されると、脳の神経化学が適応するのかもしれない---たとえば(以下省略)”

(中略)
“...エクスタシーはアンフェタミンと構造が似ているから、アンフェタミンのようにドーパミン取り込みをブロックし、そのためコカインやアンフェタミンと似た効果が生まれるのかもしれない。”


セロトニンがシナプスに十分に供給されないと鬱病の原因になることから、この領域でSSRIが調節してくれることでうつ症状の緩和が期待できる。いやいや、薬だから薬事法関係なく“緩和してくれる”と言っちゃいましょう!

Selective Serotonin Reuptake Inhibitors=選択的セロトニン再吸収阻害物質

プロザックについてのご参考サイト: 
http://adbusters.cool.ne.jp/prozac.htm
単なる説明じゃないから面白いですよ。

ちなみにわたしには解剖生理学の授業は一回落として再履修したというちょっと恥ずかしい経験あり...(だってアッパーディビジョンだもん...)もっと恥ずかしいのは日本への留学生として受講した上智大学のサマースクールの3つの講座(なんと9単位分!)をすべてサボったという凄い実績?もあり。(笑)四谷までいったらもう疲れちゃって...今でも毎年上智さんは案内をくれます。もういい歳なんだけど...過去のこともストレス~!

今日も明るく楽しく前向きに参りましょう!
そしてリラックスして。

11年12月14日 06時45分25秒
Posted by: angie
禅については先述の有田氏も本の中で語っていたように、呼吸法が非常に重要になります。この半年ほど「うそだろ~?」って思いつつ、自身の病をなんとかしたくてとにもかくにもやってみた。

確かにそうだった...

これをブログにしているのは、自身の経験も含めてアンジーのクライアントさんへ、特にストレスに関連する症状の治癒・緩和を求める方々へ追記としてお伝えしていることだからです。本の知識も実践して初めて自信を持って言えるようになりますね。

前回同様に安保氏の
『図解 自分ですぐできる免疫革命』より

≪104ページからの抜粋ご紹介≫

“深い深呼吸は、それだけで副交感神経優位を呼び起こし、血液系と免疫系に連動して、血流をよくしながら免疫力をたかめるのです。座禅もヨガも、まず呼吸法から入るのは、こうしたことが経験的にわかっていたからでしょう。修行のためならともかく、ふつうの人が健康に生活するだけなら、呼吸法を難しく考える必要はありません。ときどき意識して深い呼吸を心がけるだけでいいのです。”

やっぱり偉い人はいうことが違うね!やってみたらそうだった。
うつ病の患者さんの症状の一つに呼吸困難がありますが、自分も何度も陥った経験があり、ひどいときには救急車で運ばれて、病院内で看護師に「なにか麻薬みたいなものは?」

んなもんやってるわけないだろ!とは叫びませんが、ただただ過呼吸状態(=呼吸困難状態)。これは幾度か経験した大きな手術の際の、特に頸椎の手術の後の麻酔からの目覚めの際の非常なる呼吸困難でも役立つのが、というか通常の医療従事者なら必ずいう「ゆっくり深呼吸して!」です。でも、麻酔からの覚醒時はそんなこと考えちゃいられないから非常に焦ります。できないもんなんですよ、言われても。だから日頃からゆっくりとした深呼吸の習慣をつけておくと、いざというときに役立ちます。それは本当。

鼻から吸ってね。
そして今日一日、がんばってまいりましょ!
11年12月14日 06時27分44秒
Posted by: angie
どうしてもアロマセラピストの説明は“べつべつ”に説明されることが少なくないことから、学ぶ側としては“なかなか”身体の機能とそれらがどうなるの?がつながらないケースが多いですね。

朝からいきなり小言を言っては怒りに震え?交感神経いきなり刺激!バリバリに顆粒球増大にして1日をスタート?!(なんかやだね)

さらには先日のブログの有田氏のドーパミン的価値観そのものの1日のスタート...(やっぱりいやだね)。

でも世の中、会社や組織はそんなことかんけいなく個人にハッパをかけるんですよね~。自身が自身の身体の中での作用を知っていれば、ネガティブな方向にいかなくてもすむかもしれません。アロマテラピーを勉強していてよかったですね。
会社はあなたも、あなたの家族も守ってはくれませんよ。
あなたが守らなきゃね!

α-ピネンに代表される“うっ血鬱滞除去作用”が利用され、特定の症状の治癒・緩和を期待される際に、なにに期待することができるの?というと、最も多く、また正しいのは肩こりや痛みの除去や、これら症状に対する対症療法的な作用だけでなく、実は人間という化学工場体にとっては、血液の“役目”は特に理解されないといけません。あなたのアロマセラピストに「血液の役目」を聞いてみてくださいね。

本日のご紹介本は、先日のセロトニンを増やすための呼吸法とまではゆかなくとも、自然に気が付いたときにいつでもできる一般的で普通の呼吸法にも素晴らしい効果が期待できることをきちんと述べてくれているご本です。また安保先生の登場! 


安保徹(あぼ・とおる)-下記書籍より
1947年、青森県生まれ、東北大学医学部卒。
80年、米国アラバマ州立大学留学中に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクロナール抗体」を作製。89年、胸腺外分化T細胞を発見。96年、白血球の自律神経支配のメカニズムを初めて解明。世界的免疫学者として知られる。新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学講座・免疫学・医動物学分野)。『免疫革命』(講談社インターナショナル)、『医療が病をつくる』(岩波書店)、『こうすれば病気は治る』(新潮選書)、『免疫進化論』(河出書房新社)、『自分ですぐできる免疫革命』(だいわ文庫)など著書多数。

しかしこの人の本が本屋さんにはたっくさんありますね。ということは、もしも自称?アロマセラピストやアドバイザーが知らなかったとしても...一般の人の多くはすでに知っていること...ということになりますね。自然逆転現象か??

『図解 自分ですぐできる免疫革命』
2009年3月20日 第1刷発行
著者  安保徹
発行者 南暁
発行所 大和書房

≪88ページより抜粋ご紹介≫

“人は筋肉を使わないと健康を保てない”
   ⇒現代人は意識して運動することが必要

“運動には、免疫力を高める効果があります。筋肉を使うと必ず発熱が起こり、体温が上がって血流を良くするからです。”

じゃうっ血鬱滞除去作用いらないじゃん!

“筋肉を使うと疲労物質がたまるので、それを取り除くためにも、人の体は筋肉に血液を送ろうとします。相乗効果で代謝がよくなるのです。”

“人間はこれだけ筋肉が発達しているため、筋肉を使わないと健康を保てないようにできています。ところが現代の仕事はデスクワーク中心、家事も便利な家電が行き渡っているため、どうしても筋肉を使うことが少なくなっています。運動する機会が少ないと、体の発熱が起こらないので、いつも低体温になって血流障害が起きます。ふだんから血流が悪い人は、さらにストレスによる血流不足が起きると病気になりやすく、がん細胞の増殖をはね返す力もなくなります。ふだんから運動して血流がいい人であれば、多少のストレスもはね返す力があります。しかし、いくら運動が必要であるといっても、毎日遅くまで長時間仕事をしている人が、忙しい生活をそのままにして運動を加えては、今度は交感神経がつねに緊張しすぎた状態になり、かえって体によくありません。”

顆粒球ばっかり多くなって抗ウィルスのリンパ球が減るのですから冬場は特に風邪もひきやすくなるし、インフルエンザなどの感染症にも。リラックスは単に、世にいう“休める”だけでなく、体の免疫力を常に高めておくための必須事項なんですね。

んんん...しかし江戸時代の農業中心だったころは1日中動いてたからね~。

やっぱり付加的な外部からのうっ血鬱滞除去作用が必要だね!
それからそれから、自律神経のバランス、特に交感神経と副交感神経のバランス、さらに顆粒球とリンパ球のバランスー!!
メディカルアロマに出会ってよかった~。
でもメディカルアロマだけにたよっちゃいけない!
それがこの本からわかりますね。

さらにしかし...「運動は重要だ」とか「食事をきちんと」とか「よく噛んでたべなさい」等々いう人は多いけど、“なぜ?”という根拠を語らないから(語れないのかな)、みんなの生活に導入されないんじゃないかな。でも病気になると考えるようになるんですよね、人間って。

様々な専門家(特に医師)の本を見ても、ひとつのことに対してAという医師もいればBという医師も。最後は自分で判断をできるようにする必要が現代にはあるのでしょうね。いい例がタバコの良し悪しや、ウォーキングの重要性、特に1日のいつ歩くのがいいの?という質問では、医師の意見も両極端に分かれるのが各種の書籍から見て取ることができます。

あなたの判断はいかに???ご一緒に学んでまいりましょ!  

11年12月14日 06時05分50秒
Posted by: angie
本日は、アンジーメルマガ成長論文スタートの事前予備知識としてアロマセラピストやアロマテラピーを生活に取り入れて実践している皆様、さらにはこれから始めよう、さらには「アロマテラピーって実際にはどういうこと?」とお疑い?の方々へ、より効果的にご利用いただき生活のQOLを向上していただくための重要な内容が書かれているご本のご紹介です。

ご紹介したい部分はこの書籍全般に多数にちりばめられ、アンジーメルマガでこれからたくさんの書籍をご紹介する予定でありますが、まずはこの一冊でしっかりと人間の“心”の位置、そして心に作用を与える身体を、一般のアロマテラピースクールの教える“この部分”以上に理解を促すことができるものでしょう。「あ~、アロマの作用の大脳辺縁系ね!」と読み飛ばすときっと後悔?するかも。。。どのアロマスクールでも語られる大脳辺縁系。でもここでの要点はそれでは全くありません。

また点と点を結べないと単なる解剖整理の基礎の基礎の基礎で終わってしまう単なる図、いや絵...です。
しかしてその実態は?!

アロマテラピストなら知っていたい、先にご紹介した安保氏他国内有数の諸研究者の提唱する『自律神経理論』に加えて、アロマテラピーの作用を考える際にはなくてはならない体の作用のひとつです。

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著者:有田秀穂
1948年、東京生まれ。東京大学医学部卒。東海大学病院で臨床に、筑波大学基礎医学系で脳神経の基礎研究に従事した後、ニューヨーク州立大学に留学する。「座禅(呼吸法)が心身に与える効果は、脳内セロトニン神経の働きで説明できる」という学説を提唱し、大きな注目を集めた「セロトニン研究」の第一人者・96年より、東邦大学医学部統合生理学教授。セロトニン道場代表としても活躍する。主な著書に、「エチカの鏡」ほか多数メディアで紹介されベストセラーとなった『脳からストレスを消す技術』(小社)、『セロトニン欠乏症』(NHK出版)、共著に『禅と脳』(大和書房)などがある。
セロトニン道場ホームページ
http://www.serotonin-dojo.jp/

『脳ストレスが消える生き方』
2011年6月初版
著 者 有田秀穂
発行人 植木宣隆
発行所 株式会社サンマーク出版

ここで紹介される呼吸法は一般的なリラックスや鎮静の呼吸法とは異なる、より現実の作用と理論が基礎になっています。吸うことから始めてはセロトニン生成に役立たないことが明確に書かれています。まずは吐くことから。そして寝てる間のメラトニン、アンチエイジング...情報満載!
詳細はご本でどうぞ。

【一部抜粋】 
76~78ページの抜粋を引用し、アロマテラピーというよりもペットロスを事前に控えた皆様の心の準備のためにと下記に...

“ストレスは「第二の心」で感じている”
もう少し科学的なメカニズムの話をしましょう。
脳科学の進歩は、人間の心の場所が脳の中にあることを突き止めました。
喜びも悲しみも、怒りも楽しさも、そしてストレスも幸せも、私たちが「心」で感じていると思っているものはすべて、じつは「脳」で感じています。
脳は臓器なので、その人がどのような行動をとるかによって、状態は大きく変化します。つまり、「心はその人の行動が作り出している」ともいえるのです。
心と行動の関係を理解するために、脳という臓器がどのようなものなのか、前著(『脳からストレスを消す技術』)読まれた方には復習になりますが、簡単に説明しておきたいと思います。

「心の場所」といえる所は、私たちの脳の中に「二カ所」あります。

私たち人間の脳は、生物としての進化とともに、原始的な脳の周りに、少しずつ新しい脳が増築されていくかたちで発達してきました。ですから中心の奥の深い位置の脳ほど原始的な古い脳で、外側に位置する脳ほど進化した脳だといえます。(イラストあり)
いちばん奥に位置する原始的な脳は「脳幹」と呼ばれ、呼吸や循環、消化など生命の維持に必要な機能を担っています。その上に位置する「視床下部」は食欲と性欲という本能的な働きを担う脳です。

視床下部の外側に位置するのが「大脳辺縁系」で、ここが一つ目の心の場所です。

なぜここが心の場所かというと、喜びや悲しみ、怒りや恐れなどさまざまな「感情」が形成される場所だからです。

ではもう一つの心の場所はどこにあるのでしょう?
それは大脳辺縁系のさらに外側、もっとも新しい進化した脳、「大脳皮質」です。

大脳皮質は大きく「前頭葉」「頭頂葉」「側頭葉」「後頭葉」という四つの部分に大別されます。その前頭葉の中でもちょうど顔の額のあたりに位置する部分をとくに「前頭前野」といいますが、ここが二つ目の心の場所です。

第一の心の場所である大脳辺縁系は、人間以外の動物も多く持っている脳です。犬や猫などを飼っていると、その豊かな表情表現に、人間と同じような心を持っているのではないかと思うことがありますが、それは彼らも大脳辺縁系を持っているからなのです。

でも、どんなに豊かな感情を持つ動物でも、それは人間の「心」とは違います。
人間と動物の違い、つまり「人間らしい心」を担っているのが、第二の心の場所である前頭前野なのです。

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もう3年ぐらい前にアメブロかどこかで歴史上のとんでもないロボトミー手術についても言及したことがありますが、それだけ私たちのフォーヘッド、額の内部には大切なものがあるんですね。
ペットアロマ、またはペットのカテゴリーにいれたかった理由はこの最後のところですね。
彼らペットと呼ばれる、人間が動物と自身のそれを棚に上げて呼ぶ彼らには、記憶を蓄積しておく所が極端に少ない事実です。

これをみなさまはペットロス症候群とどのように結びつけるでしょうか?
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以前日本の高度成長期の残滓のような影響が今の若者に出ていること、だからこそ今の若者の変化と強さをブログで書きましたが、やはり時代は“実力主義”に代表される“ドーパミン的価値観”よりも“セロトニン的価値観”が求められています。イコール“人のため”の生き方に今の若者たちは気が付いているという考え方がこの本で立証された観がありますね。東日本大震災でのボランティアは、人生の目的を模索する心優しい多くの若者たちであったことは全国民の周知の事実です。

今回ご紹介のご本では、これが日本の歴史の延長上にある“幸せな生き方”としてまとめられています。
全てに根拠は必要です。
全ての正確な判断は知識の質と量に由来しますね。

本文中の話題は二百数十年続いた江戸時代にまでさかのぼります。
歴史学者ならずとも文学者ならほとんどが知っている日本の歴史上の平和な江戸の時代。
歴史も一緒に学ぶ必要性があることが、この本一冊でわかりますよ。
江戸時代の街の様子を研究した歴史書や学術関連書籍より、
もっと楽しく読んで勉強できるミステリー紹介もご用意しています!
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