今年の診療は今日で終了となりました。震災や長年の不況で暗い話題が多い中、無事新年を迎えることができます。皆様にはお世話になり、本当にありがとうございました。

今年の傾向は、まず手術では、眼瞼下垂、植毛、豊胸が増加しました。特に数回の術後や、乳がん手術後の再建など難しい例には、南雲吉則先生を呼んで一緒に手術をしています。何と言っても豊胸手術に関しては技術、経験的に日本ナンバーワンの医師ですので、非常に助かっています。

レーザー治療は日本レーザー医学会の認定施設となり例年通り順調ですが、小児のあざ治療の予約が1年先になりそうなのが悩みです。脱毛レーザーは、叩き売りのようなエステの脱毛がどんどん出ている中で、あまり影響を受けず頑張っています。今までの長年の脱毛治療の実績を評価していただいていると自負しています。

皮膚美容治療はヒアルロン酸、レディエッセは相変わらず順調ですが、血小板注入療法が新たなステージに入りより安全な治療として伸びています。

エステ部門では引き締め治療の高周波治療、アンチラックスがジェントルヤグのお株を奪いそうな勢いです。

来年はコンデンスリッチ脂肪注入を導入予定でフェイス・ボディーコンテュージョン治療に磨きをかけます。また、12月にロスアンジェルスで新しいレーザー手術の認定を受けて来ました。まだ詳細をお知らせできませんが。近々御報告できると思います。

世間ではTPPが話題になっていますが、医療の世界にも何らかの影響は避けられない状況です。私個人の意見としては、現在の目先の利益や医師の権利に目を奪われて来るものを全て拒絶していては何も発展しないと思います。日本の保健医療はそんなに簡単に崩れるものではありません。日本人の器用さと勉強熱心な点を武器に世界に打って出るぐらいの気概と努力を持たないと日本の医療自体が後進国となってしまう恐れがあると思います。

まあ、エラそうなことを言っても、とりあえず日々の診療をコツコツと真面目に行い、患者様の悩みを少しでも少なくできるよう努力することが一番大切なわけです。これからも一層精進を重ねていく覚悟でまいりますので宜しくお願い申し上げます。

それでは皆様良いお年を。

 


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