スレッドリフト研究会に参加して来ました。
スレッドリフトとは、顔のたるみをリフトアップする治療のひとつです。皮膚にほとんど傷をつけずに特殊な細い糸を皮膚の中に通して顔のリフトアップを行います。糸には形状や材質の異なるタイプが数種類あってハッピーリフトやシルエットリフトという名前が付いています。機能で大きく分けると、皮下の硬い組織に固定しないフローティングタイプと固定して引き上げるフィックスタイプに分かれます。治療ではこれらのものをリフトアップしたい部位や程度によって使い分けをします。従来のフェイスリフト手術は耳の前からこめかみにかけて大きく切開して皮膚を剥離するために術後の腫れが強く、きれいな傷とはいえ顔に傷跡が残るのが欠点でした。スレッドリフトはより安全に術後のダウンタイムを短くして従来のフェイスリフトに近い効果を上げることのできる優れた治療です。今回この研究会に参加するのは3回目になりますが、毎回ライブサージャリーで有名な美容外科の医師の手術に実際に参加して様々なテクニックを教わっています。今回も使用する糸やテクニックによって手術に近い効果を早く出す主義や、ほとんど腫れも出さずに少しだけリフトをするといった美容皮膚科的治療を体験してきました。また、引き締めレーザーやRF(高周波)、フォトフェイシャルなどを併用してスレッドリフトの効果を高める方法についても講演会の中で議論されました。当院ではすでに数十例のいろいろなスレッドリフトの手術を行っていますが、より高い技術を目指して今後も研究会に参加して勉強していきます。
現在のHPのスレッドリフトの情報を改訂中です。よりわかりやすい情報をご提供できますので少々お待ちください。

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