●治験例(15) うつ状態
30代女性。職業;会社員
身長160cm,体重55kg お酒:○,タバコ:×

【悩み】
10年間、香港で勤務。現地人との仕事が多かった。文化の違いからか、思ったように作業が進まない。そのためイライラがつのり、ピークに達するところだった。その頃ちょうど、東京への転勤が決まり、本人はホッとしていた。しかし、東京では香港以上に、問題が多かった。その為、一気にやる気がなくなった。精神科にも通い、会社からはしばらく休養するように奨められた。

家にいても、何もする気が起きない。食事も、摂ったり摂らなかったり・・。
そこで思い切って、南の島へ飛び立った。 →当院に辿りつく。
 

【視診・問診・検査】
*印象:どこか、人に対して「壁」をつくった感じ。
    パッと見は、問題ないごく普通の女性。
*血圧;110/70(脈拍80)
*デスクワーク中心の仕事
*既往歴;手術等も無し。
*完璧主義
*悩みを話せる相手(友人)は少ない
 
【方針】
これまで身近すぎる人には話しにくかったことをよく聞き、安心感を構築。
気持ちがリラックスしたところで、『脳セラピー』を実施。

【施術】
脳セラピー。
脳脊髄液(CSF)の循環を目的とし、脳、および脊髄神経への栄養補給・老廃物の
排出を促すことを目標とする。

【結果】
表情も明るくなり、何かを掴んだ。という眼をしていました。
これまでの食生活とは打って変わり、自身で『ゴーヤーちゃんぷる(※)』
を作って、食べていました。 

ゴーヤーちゃんぷる(※)とは、
沖縄の料理。油で炒められ、味付けもコユイ目です。

【指導】 
◎ 気持ちの切替
2007年の流行語にもなった『鈍感力』。この本の内容:
  “必ずしも敏感がいいとは限らない”
 “鈍感な技術も、身につける努力が必要” 
などの話をし、【考え方に幅】をもってもらう。

【幅】が生まれると、周囲に対しても接し方に余裕ができ
これまで発生してきたストレスも、自然と軽減してくると
考えられる。

※ 注意:この【施術】法は万人向けではありません。
⇒ このように当院では、個々人に合わせて【施術】法を選択しますので、
施術前には必ず【問診】【検査】そして、【施術】法の確認(説明・合意)
を行います。
   
この内容についてご不明な点は、電話などでお尋ねください。
症状の悪化を未然に防ぐために、医療機関でのレントゲン/血液・尿検査
も併用しています。


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