2009年 12月の記事一覧

09年12月30日 10時17分07秒
Posted by: nayaminagomi
年末~寒~くなりましたね。

インフルエンザにも負けず・・・頑張ってますか?

今年もお世話になりました。

来年も、元気でお目にかかれるようお祈りします。

2階の改装も終わり、新しいメニューも始まります。

お楽しみに!!

では、よいお年を~。
                        河田

09年12月29日 16時52分17秒
Posted by: nayaminagomi
日本臨床毛髪学会
12日神戸で日本臨床毛髪学会が開かれましたので出席してきました。
毛髪医療すなわち男性ホルモン優位型脱毛(AGA)の治療を中心としたかなりディープな学会です。主に植毛という手術をテーマにしている学会ですが、他にも治療テレビで爆笑問題がコマーシャルをしているフィナステリド(商品名プロペシア)という内服薬やLED(発光ダイオード)を照射する機械などの治療効果についても発表がありました。近年発毛や増毛のビジネスがマスコミを賑わしていますが、医療でのAGA治療(発毛・増毛ということばは業界が作った言葉で医学用語ではありません)はまだプロペシアの処方が始まったばかりで一般的ではありません。当院では13年前から植毛手術を行っており、100例以上の手術数を経験して患者様には大変喜んでいただいています。今回植毛のプロフェッショナルとディスカッションをして改めて植毛治療のすばらしさを実感しました。もちろんプロペシアで満足のいく結果が得られればそれで十分なのですが、薬の効かない方やさらに良い状態をお望みの方にとって満足の得られる治療のひとつとして再認識できたのは大きな収穫でした。
09年12月26日 14時17分00秒
Posted by: nayaminagomi
レディエッセ(ハイドロキシアパタイト)の副作用

今までレディエッセに関する副作用の報告はありませんでしたが、Aesthetic Surgery Journalの最新号に鼻の注入後しこりを作った症例の論文が初めて掲載されました。

この論文の中でレディエッセは鼻やあごの形成に最も安全で優れた注入剤であるとした上で治療後に注意深く経過を見る必要があり、万一このような問題が起こった場合は思い切った治療がよいと結論しています。

ヒアルロン酸の等の他のフィラーでも皮膚の血行障害を起こしたいう報告は以前からありますので、このような皮膚注入治療を行う場合はやはりリスクを十分に考えた心がまえとフォローが必要だと思います。
                             院長 河田
09年12月22日 18時15分41秒
Posted by: nayaminagomi
ちょっと前にNHKの人気番組“ためしてガッテン”で“家でもできるしみの治療”を特集していました。何か新しいことがあるかなと思い見てみましたが、しみには茶色のしみ以外に赤色のしみもあり、この赤色のしみを放置すると茶色のしみに変化していくという趣旨の内容でした。赤いしみは炎症による血管の拡張なので皮膚をこすることで起こってきます。結局しみはこすらないようにすれば予防できかつ薄くできるというものでした。これは細胞のバリアー破壊説といって私の友人でレーザー治療の権威である葛西健一郎先生がかねてから提唱しているもので、しみを10年以上治療してきた私たちにとっては新しくもなんともないことで、いつもしみでお悩みの患者さんにお話してきたことです。要するに、しみに関しては、決してこするなということなのですが、今まで長年に渡って何分(場合によっては何十分?)もかけてお化粧をして、それを落とすためにまたクレンジングでこすりまくる生活をしてきた方々にとって、そんな生活をすぐ止めるのは大変難しいことと思います。それでもあえてしみのためにはこすらないほうが良い、というのが常識ですので皆さん頑張ってこすらない洗顔を心がけてください。“それじゃあ、たるみ防止のマッサージはどうなるの?”という疑問には関しては明確な回答ができないのも事実です。今までレーザーやフォトフェイシャルで何千人というしみの治療を行ってきましたが、まだまだ勉強不足であることを自覚して、さらに上の治療を目指して頑張っていこうと思います。
09年12月19日 15時54分52秒
Posted by: nayaminagomi
東洋人は西洋人に比べて鼻が低いため、圧倒的に鼻を高くする治療が多くなります。
従来シリコンや軟骨、皮膚といった充填物を挿入する手術が行われていましたが、最近はフィラーと呼ばれる液体充填物による治療が多く行われるようになってきました。
シリコンなどの手術に比べて外来で簡単にできて腫れもないので大変便利な治療です。
充填するフィラーは以前は硬いヒアルロン酸が主流でしたが、最近ハイドロキシアパタイト(レディエッセ)という材質が注目されています。
比較的長期に効果が持続して皮膚へのなじみも良いもので、隆鼻や下額の美容や深いシワの治療では、今後ヒアルロン酸に取って替わるフィラーとなると思われます。

当院でもやっと始めることになりました。
今までなぜ治療に用いなかったというと、以前ポリアクリルアミドハイドロジェル(アクアミド)というフィラーが半永久的に残るというキャッチフレーズで話題になったのですが、思ったほど長く残らないことと、皮膚の中で肉芽を形成してしこりとなる症例の報告が出てきて治療ができなくなったという経緯があったため、レディエッセも安全性が確かめられた時点で採用しようと待っていたためです。
少なくとも現在の時点では皮膚の異常の報告はなく安全な治療と考えてよいと思われます。
私自身も口元の深いしわに注入してみて実際に体験してみました。
柔らかい素材なので注入時の痛みもさほどなく、皮膚の中での触った感じも問題ありません。
現在注入して4ヶ月ですが、全く効果は変わっていません。
今まで100例以上のフィラーによる鼻のプチ美容を行っていますが、これまで以上の良い治療ができると楽しみにしています。
ただ、いくらレディエッセが安全なフィラーとはいえ、こういった長期持続型の充填物はいざ何かの生体反応が起こった場合は切除しなければいけない可能性があります。
鼻やあごのプチ美容を行う立場としてそこまできちんとフォローできることが大切と思っています。

                      院長 河田


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