皮膚を健康に保つことは、免疫力を高めます。

皮膚を健康に保つこと(スキンケア)と
免疫力を高めるということがどうつながるのか
今回は、そのことに少し触れてみたいと思います。

動物は、植物に比べて比較にならない程、
自分を守るしくみが備わっています。

それは、植物は動かずに必要な栄養を作って生長するのに対し、
動物は、動き回って必要なものを手に入れなければなりません。
その為、有害なものや微生物などに会う機会も多くなるからです。

動物が体を守るしくみには、いくつかの段階があります。

まずは、目や耳などの感覚で危険な敵を知り、逃れること。

次に眼や皮膚の感覚ではわからない細菌やウイルスなどの
有害物質が体に入ろうとしたとき、
皮膚と呼吸器の粘膜が防衛役割を果たします。

皮膚の一番外側には、角質という組織があり、
細菌などの侵入を防いでいます。

その他、皮膚には脂を出す皮脂腺や汗を出す汗腺があって、
微生物を包み込んだり、弱らせたりして皮膚を助けています。

角質の外側には死んだ細胞が、たえずはげ落ちていて
この角質と脂と汗が、まざりあったものがアカです。

角質層の一番の働きは、このバリア機能です。
そしてもうひとつは、体の約70%を占める
水分の漏出を防ぐバリア機能です。

なので
この角質層の一番外側にある皮脂膜の脂分と
水分のバランスがくずれ、膜でなくなったとき、
皮膚のバリア機能が働かなくなり、
種々の刺激が侵入しやすくなります。

その結果、皮膚では軽い炎症が起こり、
痒みのために皮膚をかいてしまい、
皮膚のバリア機能は更に働かなくなってしまいます。

皮膚が、角質層が
脂分、水分のバランスが取れ、
アカやホコリがない状態。

すなわち皮膚が健康な状態であることが、
うるおいがあり、張りのある状態なんです。
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