2011年 1月の記事一覧

10年01月08日 15時55分04秒
Posted by: nayaminagomi

スレッドリフト研究会に参加して来ました。
スレッドリフトとは、顔のたるみをリフトアップする治療のひとつです。皮膚にほとんど傷をつけずに特殊な細い糸を皮膚の中に通して顔のリフトアップを行います。糸には形状や材質の異なるタイプが数種類あってハッピーリフトやシルエットリフトという名前が付いています。機能で大きく分けると、皮下の硬い組織に固定しないフローティングタイプと固定して引き上げるフィックスタイプに分かれます。治療ではこれらのものをリフトアップしたい部位や程度によって使い分けをします。従来のフェイスリフト手術は耳の前からこめかみにかけて大きく切開して皮膚を剥離するために術後の腫れが強く、きれいな傷とはいえ顔に傷跡が残るのが欠点でした。スレッドリフトはより安全に術後のダウンタイムを短くして従来のフェイスリフトに近い効果を上げることのできる優れた治療です。今回この研究会に参加するのは3回目になりますが、毎回ライブサージャリーで有名な美容外科の医師の手術に実際に参加して様々なテクニックを教わっています。今回も使用する糸やテクニックによって手術に近い効果を早く出す主義や、ほとんど腫れも出さずに少しだけリフトをするといった美容皮膚科的治療を体験してきました。また、引き締めレーザーやRF(高周波)、フォトフェイシャルなどを併用してスレッドリフトの効果を高める方法についても講演会の中で議論されました。当院ではすでに数十例のいろいろなスレッドリフトの手術を行っていますが、より高い技術を目指して今後も研究会に参加して勉強していきます。
現在のHPのスレッドリフトの情報を改訂中です。よりわかりやすい情報をご提供できますので少々お待ちください。
09年12月30日 10時17分07秒
Posted by: nayaminagomi
年末~寒~くなりましたね。

インフルエンザにも負けず・・・頑張ってますか?

今年もお世話になりました。

来年も、元気でお目にかかれるようお祈りします。

2階の改装も終わり、新しいメニューも始まります。

お楽しみに!!

では、よいお年を~。
                        河田

09年12月29日 16時52分17秒
Posted by: nayaminagomi
日本臨床毛髪学会
12日神戸で日本臨床毛髪学会が開かれましたので出席してきました。
毛髪医療すなわち男性ホルモン優位型脱毛(AGA)の治療を中心としたかなりディープな学会です。主に植毛という手術をテーマにしている学会ですが、他にも治療テレビで爆笑問題がコマーシャルをしているフィナステリド(商品名プロペシア)という内服薬やLED(発光ダイオード)を照射する機械などの治療効果についても発表がありました。近年発毛や増毛のビジネスがマスコミを賑わしていますが、医療でのAGA治療(発毛・増毛ということばは業界が作った言葉で医学用語ではありません)はまだプロペシアの処方が始まったばかりで一般的ではありません。当院では13年前から植毛手術を行っており、100例以上の手術数を経験して患者様には大変喜んでいただいています。今回植毛のプロフェッショナルとディスカッションをして改めて植毛治療のすばらしさを実感しました。もちろんプロペシアで満足のいく結果が得られればそれで十分なのですが、薬の効かない方やさらに良い状態をお望みの方にとって満足の得られる治療のひとつとして再認識できたのは大きな収穫でした。
09年12月26日 14時17分00秒
Posted by: nayaminagomi
レディエッセ(ハイドロキシアパタイト)の副作用

今までレディエッセに関する副作用の報告はありませんでしたが、Aesthetic Surgery Journalの最新号に鼻の注入後しこりを作った症例の論文が初めて掲載されました。

この論文の中でレディエッセは鼻やあごの形成に最も安全で優れた注入剤であるとした上で治療後に注意深く経過を見る必要があり、万一このような問題が起こった場合は思い切った治療がよいと結論しています。

ヒアルロン酸の等の他のフィラーでも皮膚の血行障害を起こしたいう報告は以前からありますので、このような皮膚注入治療を行う場合はやはりリスクを十分に考えた心がまえとフォローが必要だと思います。
                             院長 河田
09年12月22日 18時15分41秒
Posted by: nayaminagomi
ちょっと前にNHKの人気番組“ためしてガッテン”で“家でもできるしみの治療”を特集していました。何か新しいことがあるかなと思い見てみましたが、しみには茶色のしみ以外に赤色のしみもあり、この赤色のしみを放置すると茶色のしみに変化していくという趣旨の内容でした。赤いしみは炎症による血管の拡張なので皮膚をこすることで起こってきます。結局しみはこすらないようにすれば予防できかつ薄くできるというものでした。これは細胞のバリアー破壊説といって私の友人でレーザー治療の権威である葛西健一郎先生がかねてから提唱しているもので、しみを10年以上治療してきた私たちにとっては新しくもなんともないことで、いつもしみでお悩みの患者さんにお話してきたことです。要するに、しみに関しては、決してこするなということなのですが、今まで長年に渡って何分(場合によっては何十分?)もかけてお化粧をして、それを落とすためにまたクレンジングでこすりまくる生活をしてきた方々にとって、そんな生活をすぐ止めるのは大変難しいことと思います。それでもあえてしみのためにはこすらないほうが良い、というのが常識ですので皆さん頑張ってこすらない洗顔を心がけてください。“それじゃあ、たるみ防止のマッサージはどうなるの?”という疑問には関しては明確な回答ができないのも事実です。今までレーザーやフォトフェイシャルで何千人というしみの治療を行ってきましたが、まだまだ勉強不足であることを自覚して、さらに上の治療を目指して頑張っていこうと思います。


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