インフルエンザは、法律で定められた「感染症」です。
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感染症法※は、感染症の発生の予防やまん延の防止を目的に制定されたものです。
その中で、インフルエンザは新型のみならず季節性も含めて感染症として
規定されており、国や地方公共団体は適切な対応をとること、
国民は正しい知識を持ってその予防に努めること、などが記載されています。

インフルエンザと風邪の違いは?
風邪とインフルエンザは似て非なるもの。その原因や症状は異なります。
大きな違いは初発の症状にあります。インフルエンザ.jpg
風邪(普通感冒)がくしゃみや鼻水、喉の乾きなどの症状が起こるのに対し、
インフルエンザは発熱や悪寒、頭痛などの症状が出ます。
対処を間違わないためにも、その違いをきちんと把握しておきましょう。
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インフルエンザのハイリスク群って?
インフルエンザが重症化したり、合併症を起こしやすい人たちのことを
「ハイリスク群」と呼びます。
乳幼児や高齢者、妊婦のほか、持病によってはハイリスク群となる場合がありますので、
右記の条件に当てはまる方やそのご家族は、特に注意する必要があります。

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予防1・・手を洗おう
インフルエンザや風邪の予防策としておなじみの「手洗い」。
WHO(世界保健機構)では、せっけんを使用した20秒以上の手洗いを推奨しています。
最近では手軽に使えるハンドソープやアルコール消毒液がありますし、
水のない場所でも、消毒ジェルやウェットタオルがあれば手を清潔に保てます。いろいろと組み合わせて使ってみましょう。

予防2・・うがいをしよう
うがいも日常生活の中で手軽にできる予防策です。
普通の水でうがいをするだけでも効果はありますが、インフルエンザのような
ウイルス性の感染症には、うがい薬を使ったうがいがより効果的と言われています。
朝、昼、晩、外出から戻ってから、寝る前など、1日4~5回、
こまめにうがいするとよいでしょう。

予防2・・マスクをしよう
インフルエンザや風邪の予防でおなじみのマスクは、
ウイルスの侵入を防ぐだけではありません。
感染しているのに症状があまり出ていない、いわゆる「潜伏期間」の人が、
咳やくしゃみで周りにウイルスを拡散させるのを防ぐという、大事な役割も担います。


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