今、にきび跡の治療にフラクショナルレーザーをデモで使用しています。
炭酸ガスレーザーとエルビウムグラスレーザーの2種類です。

マスコミに取り上げられたブリッジセラピーはルミナス社のアンコアという炭酸ガスフラクショナルレーザーによる治療で、にきび跡に良い効果をもたらすとされていますが、さすがにダウンタイムも長く、完全に赤みと小さな点状のかさぶたが消えるまでに2週間程度かかりました。

もうひとつはSELLASというレーザーでダウンタイムは3~4日です。いわゆるフラクショナルレーザーの中では皮膚のダメージの少ないスキンリジュビネーションを目的としたタイプです。

にきび跡は皮膚の深い傷跡ですので優しいレーザー治療では太刀打ちできないというのが私の考えですので、この2種類なら炭酸ガスレーザーの方が勝っていると思います。

当院ですでに導入、使用しているパールレーザーは4~5日表皮が黒く日焼けのように変色しますが、皮がむけた後は全くもとの状態に戻りますので、ダウンタイムはフラクショナルレーザーより短くて済みます。熱作用による引き締め効果もブリッジセラピーと同じレベルにあると思われました。

いずれにしてもブリッジセラピーのにきび跡に対する治療効果はまだ判断できるまで経過を追えていませんので、1~2ヶ月後にまた経過報告をいたします。

                          院長 河田

この記事のタグ ≫