冷え性を改善していくために適度な運動が必要ですが、特別な運動をしなくても、
呼吸の仕方や姿勢を少し変えるだけでも冷え性の改善に効果があると思われます。

呼吸で大切なことは、しっかり吐いて、体にたまった汚れた空気を
出してしまうことです。
現代人は、どんどん呼吸が浅くなっているといわれています。

深い呼吸のコツは、吸うことではなく、吐くことに重点を置くことです。

息を吸い、長く細く吐き出すことで、体のなかで吐ききっていなかった空気を
外に出すように腹式呼吸を行います。すると、自然と息を吸いたくなります。
息を吸う時間の倍くらいの長さで吐き出すと効果的です。

このような呼吸は自律神経も整えることができます。

自律神経は、体の中の機能を順調に働かせている神経なので、これを整えることは、
血液の循環や体温調節をスムーズにます。

また、姿勢を正すことも重要です。

体の歪みは、血液の循環を悪くして、結果冷え性につながってしまいます。

現代人は、猫背の人が多いですよね。猫背は見た目にもよくありません。
猫背の姿勢でいることで、内臓の働きも悪くなって、
筋力が低下してしまう原因にもなります。

いきなりすぐに直すのは無理ですが、気が付いたときに背筋を伸ばすようにしましょう。また、自然と猫背になっていても、何度か続けているうちに、慣れてきます。
姿勢を正す努力をしていると、自然と筋肉が付いて正しい姿勢を
保つことができるようになります。

腹筋を意識して、上体を上に引き上げるようにします。同時に、
肩甲骨を引き寄せるようにします。このとき肩を下へ下げます。
そうするとラインが美しくなります。

女性に多く見られますが、座る時は、脚を組むのはやめましょう。
脚を組みたくなるのは、体がゆがんでいる証拠です。

脚は血液の流れが悪くなりやすい場所ですので、むくみの原因にもなります。

このように日常の中のちょっとした心がけのほうが、
意外と冷え性改善の近道になります。


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