2013年 2月の記事一覧
お陰さまで「寺子屋倫理塾」を無事終えることができました。
広い会場に高い天井、
まぶしいほどの照明に輝くシャンデリア。
13の円卓テーブル、
101人のご来場者に3000円の会費。
青年委員長のあいさつは、
要点だけを伝える簡潔なもの。
時間が迫りくるのを感じ、
否が応にも緊張が高まります。
開始2分で登壇、
1時間のスピーチの始まりです。
拍手の数と大きさが、
(期待を裏切っちゃいかん!)と更なる、見つめられたらプレッシャー。
頭頂部を手のひらで隠しながら礼をして
笑いをとろうと考えていましたが、
まったくそんな雰囲気ではありません。
意を決して挨拶で笑いをとろうと、
「お忙しいなか、3000円もの大枚をはたいてご来場くださり…。」と
勇気を振り絞り言ってみましたが
ややウケのビミョーな空気です。
(^_^;)アッチャー、いかん、イカン、胃肝臓!!
このスベリが堪えたので、
真面目にやろうと決心しました。
テーマは「視点を変えれば結果が変わる」
テーマから逸れないように構成を考え、
流れに沿うように小見出しをつけた原稿を用意。
小見出しごとに練習して
タイムスケジュールも作っていました。
しかぁし、
タイムスケジュールを見て時計を確認するほどの心理的余裕はありません。
練習では、どう頑張っても1時間に収まりません。
話しの本筋が見えなくならない程度に、
内容を端折り(はしょり)ます。
とはいえ、
大急ぎで話をすすめないと時間内に収まりません。
気合を入れてスピーチ開始。
すべった空気を払拭するべく、
オーバージェスチャーで話します。
時間内に収めるために、
滑舌の良くない口をフル回転。
スピード違反並みの勢いで飛ばします。
(よっしゃ、これでエンディング!!)と時計に目を落とすと、
\(゜ロ゜;)/(じゅ、10分甘っとるやないかい!!)
…。。。
しばしの沈黙が続き、
会場はざわめきます。
(端折った内容を話すか?)
(いや、
後半につれて話が盛り上がるように構成しとるから、
今さら話しても盛り下がるやろうな・・・)
意を決して、
「い、いいんちょう!終わっていいっすか?」(;一_一)
『へ?(゜o゜)よ、よかですバイ!』(^_^;)
無事?
10分短縮されたスピーチは終わりました。
そこから、
テーブルごとに30分間のディスカッション。
活発な意見が出ている様子を見て、
ホッと胸をなでおろします。
そのあと、5分間の質疑応答。
『武末さん、
質疑応答の時間を長くしてもらって良いっすか?』と小声で耳打ち。
「も、もちろんですとも。。。」と、汗かきかき返事。
4つの、ちょいと難しい質問を無難にこなすと、
ぴったり終了タイム。\(^o^)/
終わると、怒涛の名刺交換ラッシュ!
40枚しか用意しとらんやった名刺が、瞬く間になくなります。
懇親会では県幹部の席へ招かれ、
会長の隣に鎮座させられます。
緊張していましたが、
口から心臓は飛び出しません。
『いやぁ武末さん、よかったよ!』
「あ、あざぁす。すんません、10分チョンボして…。」
出された食事もそこそこに、
逃げるように各テーブルへあいさつ回り。
持続した緊張とすきっ腹に、アルコールが染み渡ります。
(み、みなさん、そげん次々と勧めんでも…。)
ゲフッ!(-。-)y-゜゜゜
無事に宴を終え、
委員会幹部の方々と飲みなおしに出かける武末でした。
帰れずに宿泊したことは、言うまでもありません。
ふろにも入らず、バタンキュー。
泥のような眠りから覚めると、
頭の中で小さなおじさんがトンカチでたたいています。
(い、痛いってば!!)(-_-;)
ゲフげフ言いながら出勤しましたとさ。
おしまい。
ありがとうございました。
ご列席の皆様、関係者の皆さま、こころより感謝いたします。
追伸
FBを通じて10年ぶりに連絡をくださったTさん。
忙しい時間を割いて3000円お支払いになってまでお越しくださり、
ありがとうございました。
「出来ない言い訳」ばかりをしていた私が
「出来る方法」を考えるようになったのは、
Tさん、あなたのおかげです。
こころより感謝申し上げます。
武末 伸一
倫理法人会に入会して丸2年、
色んなご依頼に対して
出来る出来ないにかかわらず、お引き受けしてきました。
自らを高めるチャンスであり
「越えられる障害だから与えられる!」と思っていたから。
しかし今回、
初めて依頼をお断りしました。
それも5回。
じつは
2月15日(金)18:30~博多の八仙閣で、
寺小屋倫理塾なるものが行われます。
メインテーマは「成功について」だそうです。
そのお話の依頼が、私ごときに来ました。
依頼されるのは期待されているからで大変ありがたいのですが、
成功しているわけでも大きな実績を出しているわけでもありません。
ましてやお越しくださる方は
中小企業のオーナー様や幹部の方がほとんどです。
私なぞが成功について語れるわけもなくお断りしたのですが、
一度や二度のみならず執拗に食い下がってこられる青年委員長のしゃくりあげる涙声に
(これは受けないかんばい…)とお引き受けしました。
受けたはいいが、
見~つめら~れ~た~ら、プレッシャ~♪です。。。
いよいよ明後日になり
こんな内容を投稿している場合でないことは
百もどころか五百ぐらい承知しているのですが、
私の心情を分かっていただきたくあえて投稿させていただきました。
思えば2年半前、
生まれて初めて100名以上の方の前でお話しさせていただく機会を得ました。
半年以上前から準備に取り掛かり
人前で話すことへの緊張が日に日に高まります。
そして残り2か月、
今度は別のプレッシャーが襲ってきました。
それは、
聞きに来てくださる方の入場料が5000円に設定されていたから。
時間とお金を費やして来られる方に対して
(来てよかった)と思っていただけるのか
裏方で必死に頑張っている方に対して
(支えてよかった)と思っていただけるのか、と
それからは寝る間を惜しみ必死に取り組みました。
お陰様でほとんどの方から自筆のコメントをいただき
大きな自信になりました。
その後、
倫理法人会で24回のスピーチの機会をいただいたとはいえ、
未だにあの時と同じ緊張が走ります。
オーナー様や幹部の方の貴重な時間と3000円という会費がかかるからです。
私の経験がうまく伝えられるかはわかりません。
しかし、一生懸命心を込めてお話しさせていただきます。
寂しくはありませんが、
お暇な~ら~来てよね~♪
よろしくお願いいたします。
武末伸一