今日もハーブの歴史をお届けします。

■ハーブガーデンの起源は 修道院。
   巨富をもたらす魅惑の薬草。

中世の修道士は医師の役割もあり、修道院の中に薬草園が
作られていました。これがハーブガーデンの始まりともいわれます。
ハーブの処方は修道院独自のもので門外不出。
採取も特別な人だけにゆるされていたそうです。
16世紀になると、ハーブは庶民の間にも広がっていきます。
フランスでは文化・芸術の発展とともに香水の製造技術が発達し、
さまざまな香水が誕生しました。ヴェルサイル宮殿を築いた
ルイ14世は、高価な香水を愛用し、ハーブで洗ったシャツを着ていた
といいます。ルネサンス以降、さまざまな利用法が開拓されたハーブは、
産業と結びつき巨富をもたらします。
そして、ヨーロッパ各地に薬草園や植物園ができ、
より専門的なハーブの研究が始まります。
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