このブログはL&M hairのブログ【ソルトシの日記】から2007年04月25日(水)のブログを転載してます。
たかが・・・ されど・・・
皆さんは、ヘアケアで重要なことって何かわかりますか?
「サロンでトリートメントをする」
「ホームケアで高いトリートメントやコンディショナーを使う」
「洗い流さないタイプのトリートメントを使う」
など、色々な意見があると思いますが、L&M hairのオススメは、【シャンプーを変える】です。
特に、カラーやパーマをしていて高いトリートメントをしているのに、【シャンプーは市販のモノを使っている】という人はほぼ無意味な事をしています。
なぜなら、【市販のシャンプーでは髪を傷ませているからなのです!!】
シャンプーで髪を傷ませている!?っと、疑問に思う人もいるかと思います…が、事実です!!
では、一体何が傷ませている原因かというと…【界面活性剤】です。
以前【ホームケアの落とし穴】でも紹介しましたが、界面活性剤は、シャンプーに配合される洗浄成分で色々な種類があります。
その中でも、高級アルコール系といわれる界面活性剤は要注意です。

高級アルコール系のシャンプーとは…
●アルキルエーテル硫酸ナトリウム(科学名:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
表示名:ラウレス硫酸Na・パレス-○硫酸Na(○には数字が入ります)・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩など…
●ラウリル硫酸塩類
表示名:ラウリル硫酸Na・ラウリル硫酸TEA・ラウリル硫酸アンモニウムなど…
※高級アルコールの高級は、分子中の炭素(C)の数が多いということなので、決して高い・上等といった意味ではありません!

上記の成分は、♪油汚れに~♪のCMでおなじみの食器用洗剤や[きわだつ白さ!]などのキャッチコピーの衣類用洗剤に使われるモノで、ヤシ油などから作られるため植物性と謳っているメーカーもあります…が、ハッキリいってヤバイです!!
皆さんの頭皮は炒め物をした後のフライパンと同じくらい【べったり】していますか?
シャンプーなどの化粧品は、アメリカでは1973年、ヨーロッパでは1997年、そして日本では2001年の4月からようやく全成分表示が義務づけられました(医薬部外品のモノに関しては2008年4月から全成分表が義務づけられます)
容器の裏側には全成分が記載されています(小さい場合は箱などの裏)
シャンプーの中身の比率は、1番最初(たまに違いますが…)に水で、約60~80%を占めます(この水は精製水でも、アルカリイオン水でも、クラスターが多い・少ないなどに関係なく表記は水です)
2番目にくるものが洗浄主剤。その次が洗浄補助剤で、約20~30%を占めます。
そして、残り数%が添加物(PPT・植物エキス・防腐剤・香料など…)になります。
よく、シャンプーの容器の裏に大きく書いてある○○エキス配合など書いてありますが、その○○エキス配合などの言葉に惑わされていませんか?
成分表をよく見て考えてください!数%でも聞く添加剤ももちろんあります…ですが、やはりかなりの割合を占める界面活性剤の方が重要なのです。
つまり、シャンプーの場合ほぼ選ぶ基準は洗浄成分(界面活性剤)で決まってきます!!
例えば、同じアミノ酸系のシャンプー(ココイルグルタミン酸Naなど)で比較をする場合、添加剤はかなり重要な点になります。
また、カラーやパーマもしてなくて週に1・2回しかシャンプーしない方でしたら市販のシャンプーの洗浄力でも別にいいと思います。
よくお客様に、「市販のシャンプーで使うとしたら、どれがいいですか?」っと聞かれる事があります。
キビシイ返答になりますが、「それはコーヒー専門店で缶コーヒーでどれがおいしいですか?って聞いてるのと同じですよ。」と言います。
要するに、専門家が使っているモノと市販のでは全然違うので失礼にあたる場合もあると思います。
高い物が良い・安い物が悪いというのは必ずしも当てはまりません。
相性などもあるので、サロンで買ったモノが必ずしも全員に合うとも言いません。
髪や頭皮にお金を使いたくない人もいるかと思います。
しかし!
髪や頭皮を少しでもいたわる気持ちがあるのなら、シャンプーを考えてみるのも良いかと思います。
【たかが、シャンプー。されど、シャンプー。】


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