お陰さまで「寺子屋倫理塾」を無事終えることができました。

 


広い会場に高い天井、
まぶしいほどの照明に輝くシャンデリア。

 


13の円卓テーブル、
101人のご来場者に3000円の会費。

 


青年委員長のあいさつは、
要点だけを伝える簡潔なもの。

 


時間が迫りくるのを感じ、
否が応にも緊張が高まります。

 


開始2分で登壇、
1時間のスピーチの始まりです。

 


拍手の数と大きさが、
(期待を裏切っちゃいかん!)と更なる、見つめられたらプレッシャー。

 


頭頂部を手のひらで隠しながら礼をして
笑いをとろうと考えていましたが、
まったくそんな雰囲気ではありません。

 


意を決して挨拶で笑いをとろうと、
「お忙しいなか、3000円もの大枚をはたいてご来場くださり…。」と
勇気を振り絞り言ってみましたが
ややウケのビミョーな空気です。

 


(^_^;)アッチャー、いかん、イカン、胃肝臓!!

 


このスベリが堪えたので、
真面目にやろうと決心しました。

 


テーマは「視点を変えれば結果が変わる」

 


テーマから逸れないように構成を考え、
流れに沿うように小見出しをつけた原稿を用意。

 


小見出しごとに練習して
タイムスケジュールも作っていました。

 


しかぁし、
タイムスケジュールを見て時計を確認するほどの心理的余裕はありません。

 


練習では、どう頑張っても1時間に収まりません。

 


話しの本筋が見えなくならない程度に、
内容を端折り(はしょり)ます。

 


とはいえ、
大急ぎで話をすすめないと時間内に収まりません。

 


気合を入れてスピーチ開始。

 


すべった空気を払拭するべく、
オーバージェスチャーで話します。

 


時間内に収めるために、
滑舌の良くない口をフル回転。

 


スピード違反並みの勢いで飛ばします。

 


(よっしゃ、これでエンディング!!)と時計に目を落とすと、
\(゜ロ゜;)/(じゅ、10分甘っとるやないかい!!)

 


…。。。

 


しばしの沈黙が続き、
会場はざわめきます。

 


(端折った内容を話すか?)

 


(いや、
後半につれて話が盛り上がるように構成しとるから、
今さら話しても盛り下がるやろうな・・・)

 


意を決して、
「い、いいんちょう!終わっていいっすか?」(;一_一)

 


『へ?(゜o゜)よ、よかですバイ!』(^_^;)

 


無事?
10分短縮されたスピーチは終わりました。

 


そこから、
テーブルごとに30分間のディスカッション。

 


活発な意見が出ている様子を見て、
ホッと胸をなでおろします。

 


そのあと、5分間の質疑応答。

 


『武末さん、
質疑応答の時間を長くしてもらって良いっすか?』と小声で耳打ち。

 


「も、もちろんですとも。。。」と、汗かきかき返事。

 


4つの、ちょいと難しい質問を無難にこなすと、
ぴったり終了タイム。\(^o^)/

 


終わると、怒涛の名刺交換ラッシュ!

 


40枚しか用意しとらんやった名刺が、瞬く間になくなります。

 


懇親会では県幹部の席へ招かれ、
会長の隣に鎮座させられます。

 

 

緊張していましたが、
口から心臓は飛び出しません。

 


『いやぁ武末さん、よかったよ!』

 


「あ、あざぁす。すんません、10分チョンボして…。」

 


出された食事もそこそこに、
逃げるように各テーブルへあいさつ回り。

 


持続した緊張とすきっ腹に、アルコールが染み渡ります。

 


(み、みなさん、そげん次々と勧めんでも…。)
ゲフッ!(-。-)y-゜゜゜

 

 

無事に宴を終え、
委員会幹部の方々と飲みなおしに出かける武末でした。

 

 

帰れずに宿泊したことは、言うまでもありません。

 


ふろにも入らず、バタンキュー。

 


泥のような眠りから覚めると、
頭の中で小さなおじさんがトンカチでたたいています。

 


(い、痛いってば!!)(-_-;)

 


ゲフげフ言いながら出勤しましたとさ。

 


おしまい。

 

 


ありがとうございました。

 

 

ご列席の皆様、関係者の皆さま、こころより感謝いたします。

 

 

追伸

FBを通じて10年ぶりに連絡をくださったTさん。

忙しい時間を割いて3000円お支払いになってまでお越しくださり、
ありがとうございました。

「出来ない言い訳」ばかりをしていた私が
「出来る方法」を考えるようになったのは、
Tさん、あなたのおかげです。

こころより感謝申し上げます。

 


武末 伸一



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