気温が下がり外気が乾燥してくると、肌の水分保持力が低下し、肌が乾燥してしまい、肌がかさつき痒くなってしまう人は多いはず。

◆そもそも、肌が乾燥するとなぜ痒くなるの?

肌が痒くなる原因は3つあり、1つは「アトピー性皮膚炎のような免疫異常」、2つ目は「内臓疾患が原因となる中枢性の痒み」、そして最も多い原因が「乾燥」によるもの。

この乾燥による痒みは、角質層によって起きます。
表皮の表面にある「角質層」は0.01ミリ程度の薄さで、約14の細胞の層で成り立っていて、16~20%の水分が含まれている状態が理想とされています。
保湿機能などの低下により、この水分が減って肌が乾燥してしまうと、重なり合ってる角質層が不均等に重なってしまい、はがれやすくなり、その結果、「かゆみを感じる神経」(知覚神経)が外からの刺激を受けやすくなり、その刺激が痒みを引き起こしてしまうのです。

つまり、肌の保湿機能(保湿する仕組み)が低下していると、乾燥肌にも肌荒れにもなりやすいし、痒みを引き起こしちゃうってこと。

◆肌の保湿機能(保湿する仕組み)とは?

肌の潤いは、表皮にある「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」の3つで保たれています。

<皮脂膜>
分泌された皮脂や汗がまじって肌表面にできる膜のこと。表皮の1番表面にあり、水分の蒸発を防いでくれます。

<天然保湿因子(NMF)>
角質層に存在し、水分をキャッチして離さない性質を持っています。天然保湿因子の正体は「ケラトヒアリン顆粒」で、顆粒層での役割を終え、ターンオーバーによって角質層に押し上げられると、天然保湿因子となって、今度は保湿の働きをしてくれます。

<細胞間脂質>
角質層の肌細胞と肌細胞の間を満たす脂質のこと。
細胞間脂質の40~60%は「セラミド」で占められていて、セラミドは水分を保持する力に優れ、さらに、外部の刺激から肌を守るという役割も担っています。
セラミドも、天然保湿因子と同じく、角質層でいきなり作られるものではなく、成分の一部は、表皮の上から3番目の有棘層にある「デスモソーム」という物質がターンオーバーの過程で変化したものです。
有棘層→顆粒層→角質層という長い旅を経て、セラミドの一部になり、細胞と細胞のつなぐ役割を果たしてくれます。

以上のことから、保湿力または保湿機能を高めるために必要なことが何だか分かりましたよね?

そうです。
1つは、洗顔のし過ぎで皮脂膜を壊さないこと。
そして、最も大切なことが、天然保湿因子と細胞間脂質のセラミドを増やすこと(減らさないこと)ですね。

よくセラミドを増やす方法として「食べ物による経口摂取」や「セラミドを配合した化粧品を塗る」とか言われていますが、
上記を読めば、無意味なことは分かりますよね。

天然保湿因子やセラミドは、ターンオーバーによって下層から引き上げられた原材料(天然保湿因子ならケラトヒアリン顆粒、セラミドならデスモソーム)が元になっているのです。
そのため、これらを増やすために必要なことは、ターンオーバーを正常化させること、というのはもうお分かりですね。

肌の保湿力を高める方法 - ターンオーバーを理解して、肌力を高めるスキンケアを極める(2) -


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