"ベンジャミン・バトン”観ました。
渋谷のロフトの隣のビルの7階にある小さな映画館は平日の昼間だというのに立ち見も出るほどの超満員でした。
午前中、いつもより早起きして用事を済ませた後の映画鑑賞。
3時間近い作品の途中で寝てしまうのではないかと心配したのですが、退屈しない物語の展開と映像がとてもきれいで思ったよりは長さを感じず、ラストまでしっかり観ることが出来ました。
原作はアメリカの大作家F・スコット・フィッツジェラルド。
ヘミングウェイと比較されるような人で、村上春樹がいくつかの小説を翻訳しています。
代表作「華麗なるギャツビー」はロバート・レッドフォードとミア・ファローで映画化されているので、有名ですね。
この映画(華麗なるギャツビー)の脚本はあのコッポラなのですよ。
ベンジャミン・・の方の監督のデヴィッド・フィンチャーという人はスターウォーズに深く関わっていた人(なぜか私の好きな分野につながっていく。)で「セブン」でブラピとコンビを組んでいます。
「セブン」ではモーガン・フリーマンの演技に喰われていた(助けられていた?)ブラピもおそらく今まで誰もやったことの無いであろう難しい役をこなせるほどの俳優に成長しました。
現実身近にありえない出来事と誰にでもある日常的な出来事とのコントラスト。
どの場面が感動的とかじゃなく、わかるようなわからないような微妙な感情に涙が止まらない。
「このあいだ観た映画(ラースとその彼女)もそうだったけど、悪い人が一人も出てこないんだよね。」
と映画館を出たあと妻が言った。
隣で観ていた娘は最後まで涙が出ていなかったみたいだ。
映画らしい映画とでもいうか、何年か経ってもう1度観てみたい。
そんな映画だ。
映画館で寝なかったぶん、夜、リビングのソファーで寝てしまって、1週間以上も前から楽しみにしていた”スポルト”の平野早矢香(卓球女子全日本王者)特集を見逃してしまった。

この記事のタグ ≫