サロンの練習が終わったあと、前髪を切りに来ていた娘と親子3人で夕食を食べて帰ろうということで、サザエさん通りにあるカレー屋さんに行きました。
ここは子どもたちが小さい頃から行っているインド人がやっている本格的なカレー屋さんです。
今日もいつもと同じように「チキンマサラ」というチキンカレーとナン、タンドリーチキン(ヨーグルトなどに漬け込んで味付けしたフライドチキンのようなもの)を注文しました。
カレーの辛さを選べるので、3人とも「少し辛め」をお願いしました。
タンドリーチキンを食べ終わった頃に楽しみのカレーが来ました。
1口食べて3人とも同様に「甘―い」。
少し辛目と注文したはずなのにこれはどうして?
きっと日本人が使う日本語のニュアンスが伝わらなかったんだねという結論になりました。
私たちの「少し辛め」は普通の辛さより少し辛めをさしていて、日本人同士なら伝わったはずです。
しかし、普通の辛さというのも考えてみれば非常にあいまいです。
きっとインド人のご主人は「少し辛め」というのを一番甘いものを基準に少し辛くしたのでいつもより甘いカレーが来たのだろうと思います。
甘いカレーを食べながら、言葉を相手に正確に伝えることの難しさを改めて感じました。
甘いなりに美味しいカレーを食べ終わると、食後のチャイが二つだけしか来ません。
ひとつ忘れているのかと思っているとそのうちに娘の前に、ラッシー(カルピスのをような冷たい飲み物)が出てきました。
小さいときと同じ子ども扱いに二十歳の娘は苦笑い。
ちょっとしたハプニングが楽しい夕食ではあった。

この記事のタグ ≫