肚を括る
今朝の筑後のモーニングセミナーは会員スピーチで、
たくさんの方がお話しされました。
なかでも、
中国から働きに来られている女性7名のスピーチが、
心に感じるものがありましたので報告します。
まず、
研修を受け入れている方からの紹介内容と、
その後お聞きしたことからお伝えします。
・3年の就労期間前に、1か月間の研修がある。
・今は、その研修期間中である。
・研修には、20代~30代前半までの15名の女性が来日された。
・うち8名は既婚者で、数名は小さなお子さまがいらっしゃる。
・15名中7名がスピーチされた。
・ご主人は中国でお子様の面倒をみながら仕事していらっしゃる。
・今日で来日8日目である。
こういったことを紹介されました。
そしてスピーチ内容は、
名前・出身地・家族構成・日本の印象・どんな想いで働きに来たかを、
一人1~2分お話しいただきました。
決して流暢とは言えませんが、
きちんと聞き取れる日本語を話されます。
どの方にも共通しているのは、
「礼」がきちんとしていて、
はっきりと大きな声で話される。
そして、
日本への想いと「一所懸命働きます!」の言葉。
結婚して僅かな方や、
小さな子供さんがいらっしゃる環境で、
ご家族やご主人・お子様を残して日本に来られた方々。
3年間働くことを考えると、
これだけで「一所懸命働きます!」の言葉が、
どれほど肚を括っているかがわかります。
そして来日して、
まだたったの8日目。
祖国で日本語を多少勉強されたかもしれません。
そうだったとしても、
私たちが聞き取れる日本語を話せることに、
どれだけ実直に懸命に前向きに学んでいるかがわかります。
そして、
「一所懸命働きます!」の言葉の重さが、
心にひしひしと伝わります。
聞いていて涙が出る想いでした。
愛する家族を残して、
たった一人で異国の地へ行くほどの肚を括ったことがあるだろうか?
これほど懸命に、
何かに打ち込んだことがあるだろうか?
当たり前のように家族と暮らし子供と顔を合わせ、
当たり前のように仕事をこなす。
言い訳をしたり楽なほうに流されがちな自分を羞じるとともに、
懸命に取り組む心の姿勢を教えていただきました。
深く感謝いたします
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