中村文昭さんの東北復興チャリティー講演会に
サザンクス筑後へ行ってきました。

 

 

開演10分前に到着しましたが、
すでに駐車場はいっぱいで臨時駐車場へ。

 

 

会場に入ってビックリ、
1300席ある大ホールに空席はまばらでした。

 

 

おそらく来場者1000人はくだらないと思います。

 

 


オープニングは
熊本の秀岳館高等学校『雅太鼓』

 

 

東北復興支援のため
チャリティーで全国を廻っているのだとか。

 


毎日4時間の稽古に加え、
補講と課外で文武?両道を実践してあるそうです。

 

 

そして海外からも招かれるほどの腕前。

 

 

30人ほどの男女入り乱れた生徒さんによる
笑顔と迫力ある演武?演奏?

 


語らずとも涙を誘う演武に
鳥肌が立ちました。

 


この部活動を指導している先生の語り口も
とても優しく笑いあるものでした。

 

 

この雅太鼓は
体育部ではなく文化部だそうです。

 


しかしとても体力が入り、
体育部には負けない運動量だそうです。

 


この先生の語り口調からは想像もできないような
厳しく激しい稽古だと思います。

 

 

懸命に打ち込めるものを見つけ
それに向かってひたすら頑張る姿に感動するとともに
その想いを東北へ届けるという崇高な目的に熱いものがこみあげ、
手が痛くなるほど拍手させていただきました。

 

 

この生徒さん方が
これからの日本を背負っていく姿が見えるようでした。

 


中村文昭さんも
語らずとも涙を誘う雅太鼓を絶賛。

 






中村さんのお話で心に残ったフレーズは、
『頼まれごとは試され事』。

 

 

出来るだろうと期待させているから頼まれ事がある。

 


出来ないのはやらないから。

 

 

やる前からできない言い訳探しをして
いくら並べ立てたところで前には進めない。

 

 

今できないのに
明日も来週も来年もできない。

 


『そのうちやる』は永遠にやらない、
とにかく探して動き出せ!

 

 

頼まれごとが自分を成長させてくれるチャンスだ!
と。

 

 

そして返事は0.2秒。

 


あなたに対してNOはない!

 


0.2秒の返事で相手の心をつかめ!

 


これらの言葉は中村さんの師匠である
田端俊久さんの言葉だそうです。

 

 

そして深く考えさせられたのは
3.11の現実。

 

 

震災後
数日して現地入りした中村さんは
あまりの悲惨な様相に言葉を失ったそうです。

 

 

特に、
遺体を安置してある体育館。

 

 

そこには無数の棺とともに
壁に無数の写真とその特徴。

 

 

亡くなられた方の多くは水死ではなく、
圧死だそうです。

 

 

人間の体が数センチほどにひしゃげ
目玉はなくなり
口があらぬところについていたりと
聞いているこちらが目を覆いたくなるお話でした。

 

 

ほくろやあざ、
予防接種の跡などが特徴として写真のわきに書き込まれ
性別は判れど、年代に至っては20代から60代としかわからないほど
ご遺体が原形をとどめていなかったそうです。

 

 

そのわずかな特徴からご家族を探し出し、
館内至る所で嗚咽が漏れていたそうです。

 


そこへ自衛隊の方が
ブルーシートにくるまれたご遺体を
涙ながらに次々と運んでおられたそうです。

 

 

絶対に忘れてはならないことだし、
風化させてはいけません。

 

 

そして被災地は
まだまだ援助を必要としています。

 

 


中村さんは
年間300回を超える講演が8年連続だそうです。

 

 

そのうち80回以上は
小中高の生徒さんにお話しされるそうです。

 

 

そこで生徒さん方に必ず聞く質問。

 

 

それは、
『あなたのまわりの大人は、
疲れている人が多いですか?輝いている人が多いですか?』
と。

 

 

過去数万人の生徒さんの中で
輝いている大人のほうが多いと答えた生徒さんは
たったの4人だそうです。

 

 

われわれ大人が
もっともっと笑顔と感謝を大切にし、
誰かのために尽くすことが
どんなに大切で貴くて優しい気持ちにさせてくれるのかを
身をもって伝えていかねばと
強く強く感じさせられました。

 

 

出会いを活かせば道は開ける

 

 

ありがとうございました。

 

 

 


おまけ

帰りに秀岳館高校のみなさんが活動資金のため
熊本のゆるきゃら『くまもん』を販売されていました。

 

 

留守をしてくれた堀内っちゃんと堀内っちゃんのお嬢ちゃんに
『くまもん』を2個買いました。

 


堀内っちゃん、
いつもありがとう。

 


 


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